スーツケースのボディの素材の違い - aucentic

スーツケースのボディの素材の違い

何年に一度しか購入しないスーツケース。だからこそ選ぶ際に知っておくべきことをブログで紹介します。本記事では、ハードタイプとソフトタイプという異なるスーツケースのボディ素材に関して知っておくべきことを記載しています。
最後にaucentic(オーセンティック)で販売しているスーツケースの情報も少し載せているので、興味がある方はぜひ見てみてください。

アルミスーツケース

値段はボディの素材で変わる?

スーツケースのブランドには、「高価」なスーツケースを販売しているところもありますが、実際には安い素材で作られたスーツケースが多いです。ボディの素材の違いを知ることで、よくできたスーツケースと値段の高いスーツケースを見分けることができるようになります。

①ハードタイプ:ABS樹脂


(出典:https://www.rakuten.co.jp/)

ABS樹脂は、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレンの略で、3種類の素材をミックスしたものです。他の産業でも広く使われていますが、特にハードタイプのスーツケースは製造コストが安いため、手頃な価格のスーツケースによく使われる素材の一つです。

ハードケースに使われる他のプラスチックと比較すると、ABSは最もが高い素材です。しかし、ポリプロピレンやポリカーボネートの方がはるかに耐久性が高く、長持ちするため、剛性は耐久性には関係ありません。ABSは柔軟性がないため、これらのスーツケースは最終的にハードケースにひび割れが生じる可能性が高くなります。

ABSはまた、荷物に使われるプラスチックの中で最も軽いものの1つです。ポリカーボネートよりは少し軽いですが、ポリプロピレンほどではありません。値段は1万円近くで販売されていることが多いです。

 

②ハードタイプ:ポリカーボネート

 

PC(ポリカーボネート)は、ハードサイドスーツケースに使用される最も一般的な素材となっています。ポリカーボネート製のスーツケースを手にしたとき、まず感じるのはその柔軟だと思います。その柔軟さのおかげで、割れにくく、耐久性もあります。

重量の面では、ポリカーボネートが最も重いラゲッジプラスチックですが、それほど大きな差はありません。すべてのプラスティック製の重量の差は非常に小さく(最も軽いラゲージプラスチックであるポリプロピレンより12%だけ重い)、重量はあまり気にする必要はありません。

PCはABSやポリプロピレンよりも高価なため、コストは少し高くなりますが、2万円以下で販売されていることが多いです。頻繁に旅行に行く人にとっては最適なタイプだと思います。 

③ハードタイプ:ABS/PC 混合

スーツケース 素材 ABS樹脂 ポリカーボネート

ABSとポリカーボネートの複合素材は、ABSフレームにポリカーボネートフィルムを重ねたもので、手頃な価格のハードサイドラゲージによく使われています。

外装にポリカーボネートを重ねることで、ひび割れの可能性が非常に低くなるため、通常のABSよりも耐久性が改善されています。この素材は、純粋なポリカーボネートよりも少し硬いですが、それでも通常のABSよりもはるかに柔軟です。

重量も、ハードタイプのスーツケースに使われるプラスチックの中ではポリプロピレンに次いで軽い部類に入ります。しかし、非常に軽量でありながら、この素材はある程度の耐久性を持っています(ポリカーボネートほどではありませんが、通常のABSよりは耐久性があります)。

ABS/PCスーツケースは通常1万5千円以下の値段で販売されているので、購入する際にはこの値段を目安にするといいでしょう。

④ハードタイプ:ポリプロピレン

ポリプロピレンは、ABSやポリカーボネートに比べると、ラゲッジに使われることはかなり稀です。
ポリプロピレンはハードサイドタイプのラゲッジに使われる素材の中で最も軽い素材です。耐久性という点では、ABS/PC混合と非常によく似ています。ABSよりは耐久性がありますが、PC(ポリカーボネート)ほどではありませんが、ポリプロピレンのスーツケースは、頻繁に旅行する場合でも十分な耐久性・性能を持っています。

ポリプロピレン製のスーツケースは、ポリカーボネート製のスーツケースとほぼ同じ価格ですが、実際に使ってみると、やや安っぽく感じることがあるため、そこまでおすすめの素材ではありません。

⑤ハードタイプ:アルミニウム

ハードサイドラゲージの素材の中で、最も耐久性の高い素材です。アルミニウムは衝撃を受けても割れるのではなく、へこみます。つまり、ハンマーで叩いても、反対側から叩けば(形は不恰好ですが、)元通りになります。

また、荷物に使われる素材の中で最も重いものの一つです。平均して、アルミニウムのスーツケースは、ポリプロピレン(最も軽いハードサイドの荷物用プラスチック)の代替品よりも55%、ポリカーボネート(最も重いハードサイドの荷物用プラスチック)よりも37%重くなります。

アルミニウムのスーツケースは通常は5万円ほどで販売されており、スーツケースの中では、高級なボディの素材となっています。

⑥ソフトタイプ:ポリエステル

ポリエステルは、ラゲッジに使われる生地の中で最も一般的で、最も手頃な価格帯のものです。

ポリエステルは、あらゆる用途に使われますが、特にラゲッジには通常、600D〜900D(デニール)の生地が使われます。デニールの数値は耐久性に比例するため、デニールの数値が高いポリエステル(例えば600Dではなく900D)は、太い糸を使用しているため耐久性が高いのが一般的です。

ポリエステルはそれ自体、ある程度の耐久性を持っています。しかし、安価なスーツケースによく使われているため、縫製が甘く、すぐに壊れてしまうので、耐久性が低いというイメージがあるようです。傷や引き裂きに強いという点では、ポリエステルはかなり良い仕事をしてくれますが、ただし、他のラゲッジファブリックほどではありません。また、ポリエステルはナイロンと同様に最も軽い素材の一つです。

ポリエステルのスーツケースは、1万円~2万円ほどで売れれています。よくできたものであれば、頻繁な旅行にも耐えられますが、作りや縫製によってはすぐ壊れる場合もあるので、あまり安すぎるものを選ぶのはおすすめしません。

⑥ソフトタイプ:ナイロン

ナイロンも布製スーツケースによく使われる素材です。ナイロンも布製スーツケースによく使われる素材です。

ポリエステルに比べて、ナイロンは耐摩耗性、耐引裂性に優れているので、耐久性があります。ナイロン生地はポリエステルに比べてデニールが低いのですが、その分強度もあります。例えば、450デニールのナイロンは、600デニールのポリエステルよりも丈夫です。この点は、ナイロンとポリエステルのどちらかで作られたラゲッジを検討している場合、留意しておくとよいでしょう。

また、ナイロンは非常に軽量な素材です。実際、ラゲッジに使われる生地の中でナイロンがもっとも軽いことが明らかになっています。

しかし、その分コストがかかるので、中価格帯以上のラゲッジにしか使われおりません。ナイロンのスーツケースは、1万円〜3万円ほどで販売されており、頻繁な旅行にも簡単に耐えられるコスパのいい素材になっています。

 最後にaucentic(オーセンティック)のスーツケースのご紹介

aucenticでは、アルミニウム製のスーツケースを取り扱っています。

aucentic スーツケース

 

 

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